バタフライ弁

初期通水時、小流量制御が出来るバタフライ弁です。
各社考え方が違うため、各メーカーに問合せをお願いします。

過トルク防止を備えたキャップが存在する。

仕切弁

最近の製品は耐塩素ゴムを使用しているので、劣化粉流出が起こるリスクは小さいが、古い製品は残留塩素の影響で『劣化物粉』が流出する場合があります。

口径により操作トルクが違うため、便覧120、121ページを参照の上操作をお願いしたい。

ソフトシール弁は弁内部が一式交換可能であったり、弁箱を配管から取り外す必要がないため、耐震継手に派生していき、GXやNS継手のソフトシール仕切弁が規格化され一般的に使われています。
規格品ではありませんが、耐震継手を有した金属弁座仕切弁を製作しているメーカーもあります。

仕切弁は弁体が弁棒に吊下がっている構造のため、傾くに従い弁棒に曲げが作用する。また弁体側面が擦りながら作動することになるため摩擦が増え、シールに必要な締め切りトルクが増大する。角度の規定は無いが、上記を理解し、便覧の88ページに記載されている『バルブの据付方向適合表』を参考にして欲しい。横置きには横置き用仕切弁がある

仕切弁の規格には回転数を製品に表示する規定はありません。
規格に定められた回転数は、便覧の118ページに記載しています。

ボルトナットの山と谷に機械的隙間があるように、バルブに使用するネジやメネジこまには機械的隙間がある。メネジこまと弁体にも隙間があるため、キャップ操作時の『遊び』は存在するのが一般的です。

耐久性は講習の中でも説明したとおり、金属弁座の仕切弁のほうがよいが、近年のソフトシール仕切弁は向上しており、使用してはならない、ことは無い。特に、数ヶ月間であれば全く問題なくご使用頂ける。但し、過度の締め込みはゴムを強く圧縮させることになり、ソフトシール仕切弁の寿命を短くする可能性もある。その為適度な締め込み力にて操作して欲しい

グランドパッキンはバルブを全開状態にすることで交換可能です。この内容は規格で規定されています(JWWA B 120、 122)。胴ガスケット(弁箱とフタ接合部)は不可能です。

ソフトシール仕切弁は、構造上、メタルシート仕切弁と同じであるため、過度の力をかけたり、使用頻度がおおければ、弁体が脱落する可能性はあります。要因としては、メネジこまのネジ部破損が多いです。

弁座部に磨耗などがなければ止水します。しかし、防錆その他も考慮し交換されることを推奨します。

空気弁

通水中(使用中)に本管から少量の空気が空気弁内に入ってくると弁箱内に空気が少しずつ溜まっていき、ある程度の空気が溜まると、フロート弁体が自重により下がります。フロート弁体が下がると小空気孔弁座の中心にある小さな穴から空気を外部へ排出します。
空気が排出されると、フロート弁体が上昇し、小空気孔をふさぎます。

当工業会では、バルブの破損事故を周知していただくため、このような啓蒙活動を行っています。
また、漏水事故のニュースや各事業体のホームページなどで知ることが出来ます。

フロート弁体や遊動弁体が破損したものがあったため、規格改正行われ、使用材料の見直しが行われました。
また、使用材料の見直しでだけではなく、各メーカーで破損しにくい構造に改良しています。

空気弁に玉押器を取り付けることにより、空気弁より給水できる構造になっているものです。災害等の緊急時に使用することが出来ます。

高位部には空気が滞留して流量低下が発生するため、原則として空気弁の設置が必要です。『パイプライン』の指針などに従って設置を検討して欲しい。土被りの関係などで空気弁が設置出来ない場合でも、分水栓など空気を抜くことが出来る何らかを設置したほうがよい。

φ25以下の空気弁には、補修弁の代わりのコックが付いている。Φ25より大きい空気弁になると、断水か凍結方式があります。

互換性はありません。

各メーカー個別での対応となります

全般

管路損失にもよりますが、ソフトシール弁を含む仕切弁タイプではおおむね30%ほど開くと全流量の70~80%程度は流れてしまいます。バタフライ弁の場合は、開度と流量の関係が仕切弁に比べてもう少し比例的に流れます。

日本水道協会は、水道用品検査等で水道用バルブの種類毎の規格に基づき、形式試験、浸出試験、製品検査を、ユーザーに代わり実施しています。
詳細については、便覧のp82~85に記載してありますので、ご確認下さい。

まず、点検を実施し、対象製品を計画的に更新してください。点検時には、締付けボルトナットの腐食などの状態を確認してください。
水道用バルブの推奨更新年数は便覧の190、191ページに記載していますので、参考にしてください。

製品はモデルチェンジしているので、修理部品の調達が困難なケースが多いと考えられます。また、修理をしても新品に近い機能まで回復することは望めないため、基本的にはバルブ一式の取替を推奨しています。

バルブだけでなく、管路全体の老朽化により、漏水事故が増えています。そのため、各事業体においても、維持管理の重要性を認識され取り組みをされている事業体は増えてきています。
今後は全ての事業体で、事故防止の観点から計画的に維持管理に取り組んで頂きたいと考えます。

バルブは開閉動作を伴う製品であるため、ネジなどの機械部品が存在します。そのため、鉄管の耐用年数と同列に考えることは難しいです。
しかし、弁本体については、耐食性の高い塗装や材料の採用、ゴム部品の耐塩素性向上など機能改善を図っており、より長寿命化に向けて努力しています。
また、ソフトシール弁のように弁箱は取り外さずに弁内部が取替可能な製品もあるが、その取替作業を不断水で対応出来ないか、など、製品本体・工法を含めて各メーカーが長寿命化に取り組んでいます。

部品ごとの交換周期の一覧表はありません。製品としての許容年数は、便覧の190、191ページに記載している推奨更新年数を参照してください。

製品によっては不断水で交換出来るのものはあるが、工業会では認知していないため、各メーカーに確認をお願いします。

バルブ取りつけの際は、便覧97、98ページに記載の通りでお願いします。但し、各事業体で締め付け方法が規定されているのもについては、ユーザー要求の規定に準拠してください。

開閉方向の識別は、キャップ式であれば『つばの有無』、ハンドル式なら『ハンドルのOS表示』で確認することが出来ますので、確認の上操作してください。

現在の規格では、左回り開と規定されています。
但し、昭和27年に日本の規格ができるまでは、海外の規格をベースに、右回り開でバルブを製造していましたので、開方向が混在しているものと推測します。

専用のものはありません。汎用のものにキャップ用のソケットを用いることで使用出来ます。

各バルブの機種毎に流量特性が違うこと、また、弁メーカーによって流量特性に違いがあります。そのため、各弁メーカーに問い合わせてください。

白濁が発生する原因は多岐にわたります。
空気、圧力変動、温度、管路形状、急激な開閉操作等によるものが要因であると考えます。

トルク管理してください。トルク管理の仕方は、トルクレンチやインパクトレンチのトルク調整等で行ってください。