使用上のご注意
メタルシート仕切弁 、ソフトシール仕切弁の弁棒部のねじ構造の違いから内ねじ式と外ねじ式に区分されます。
〇内ねじ式
弁体を開閉操作する弁棒のねじ部分が弁箱の内部(流水内)にあって、弁棒を回転させると、弁体が上昇(開弁)又は下降(閉弁)する構造です。
〇外ねじ式
弁棒のねじ部が弁箱の外側(流水外)にあって、ハンドル車を回転させると弁体が上昇(開弁)又は下降(閉弁)する構造です。
※水道用バルブ便覧(第5版) P.100、P.101 を参照
メタルシート仕切弁


ソフトシール仕切弁

対象バルブ:メタルシート仕切弁、ソフトシール仕切弁
弁きょうなどからのバルブをのぞき込むと操作するキャップが見えます。
メタルシート仕切弁とソフトシール仕切弁を区別するために、ソフトシール仕切弁の
キャップ上端面には、アルファベット文字 “S”の鋳出表示を設けることが規定されています。
※水道用バルブ便覧(第5版) P.73 を参照


対象バルブ:メタルシート仕切弁、ソフトシール仕切弁
バルブの開閉方向には「右回り開き」と「左回り開き」があり、開閉方向を間違えて操作すると断水の発生や事故につながる恐れがあるので十分に注意する必要があります。
バルブの開閉方向は各事業体によって異なるために、事前に調査確認しておくことが重要です。
バルブの開閉操作にはキャップとハンドルがあります。
○キャップ
開き方向によって形状が異なります。「左回り開き」には鍔があり、その鍔に開閉方向を示す矢印が鋳出しされています。
○ハンドル
ハンドル車に開閉方向を示す矢印が示してあります。
また、仕切弁、ソフトシール仕切弁、消火栓、補修弁などには開度計がないため、全開~全閉の回転数を納入図等で確認して開閉操作を行ってください。
操作機を搭載しているバルブ(バタフライ弁など)については、操作機に開度計が付いているため、開度状態を確認しながら開閉操作を行ってください。
※水道用バルブ便覧(第5版) P.73、P.74、P.110、P.111を参照


対象バルブ:メタルシート仕切弁、ソフトシール仕切弁、双口空気弁、消火栓、補修弁、バタフライ弁